2002年1月アーカイブ

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Cosmos Collector's Edition

「我々は何者で、どこからきたのか、どこへ行くのか?」
その答えをを探るヒントとなるものがこの「COSMOS」には隠されています。 

もう何度も「コスモス」のことには触れているのだが…。
カールセーガン博士の「COSMOS」である。僕がコスモスを観たのは今から約22年前である。1980年に朝日放送系で約10日間にわたって放送された。今はNHKスペシャルなどで「宇宙」とか「アインシュタインロマン」などの番組で科学、宇宙を取り上げたものはあるが、なかなか興味のない一般人までは観ませんよね?

 ところが、この「コスモス」はハリウッドの映画スタッフを駆り出して20億円の制作費で作り上げたものである。全部で13時間もあり、宇宙の誕生から人類誕生まで、銀河、恒星の成り立ち、アインシュタインの相対性理論、地球外生命の可能性、核兵器と人類に対する警告など科学のあらゆるジャンルを網羅したすばらしい番組だった。内容もすばらしいが音楽がすばらしい( この番組とこの音楽は切り離せない )。日本における視聴率もこのジャンルのものとしては異例の15%~20%もあったそうである。(最高視聴率21%)

宇宙の不思議さ、広大さを表現しながらも根底には限りなく人類、地球に対する愛情が満ち溢れ、それを残すために我々が如何にすべきかをカールセーガン博士が熱く語った番組である。余談だが左の文庫本はそれが書籍化され上下刊となったもので日本では100万部売り上げたそうである。

 で、それが約22年前。その後1987年に再編集のかかった「コスモススペシャル」というのが放送された。初回の時にはまだ、学生の身でビデオデッキなどは持っていなかったが「コスモススペシャル」の時にはしっかりと録画した。この時のビデオテープはおそらく百回以上は再生したのではないかと思う。ただ、さすがに再編集がかかった時に時間も短縮され中身も削られた部分も多かったため、オリジナルの「コスモス」を観たいという欲求が非常に募っていく毎日だった。それも、英語バージョンで。日本語版の 横内正さん(水戸黄門の格さん役の俳優さん)ナレーションのものも良かったが、何よりカールセーガン博士の肉声で聞いてみたいと思っていた。しかし実際にはそれは難しいだろうと思っていた。事実、身の周りの人はあれだけの視聴率があったにもかかわらず「COSMOS」のことを知っている人はほとんどいなかったのだ。

 たまたまインターネットを検索しているときに carlsagan.com のことを知った。そこには「現在COSMOSのDVD化を企画中。版権の問題が片付いたら発売する」と英語でかかれていたのだ。まさに寝耳に水、棚からぼたもち。待ってましたってなもんだった。それが2000年夏ごろ。

 2000年の12月にアメリカで発売され、さっそくアメリカまで発注し入手したのだ。まだ、自分のパソコンにはDVDドライブはついていなかったし、ましてやDVDプレイヤーなどは持っていなかったにもかかわらず…。そのため、自分がこの「コスモス」を実際に観るまでにはもう2ヶ月ほど必要だったのだ…。

 さて、あらゆる困難をクリア(?)しDVDドライブを手に入れてパソコン上で再生してみた。波打ち際のシーン。遠くからカールセーガン博士をカメラが捕らえ、除々に寄っていく。しばらくカールセーガン博士が語ったあと、岩場にあったタンポポを博士が手でつまみ 「 Come with me ! 」 風に飛ばされたタンポポは空に舞い上がっていく。さあ、想像の宇宙船で出発!。あまりにも懐かしいシーンだった。そうだ。これが観たかったんだ、これだったんだ。しばらく感動で胸が一杯になった。

まだ、全然本題に入ってないんだが、ちょっと眠くなったので今日はここまで。また明日に続きます…。


コスモスDVDコレクターズエディション

Cosmos Collector's Edition


カールセーガン書籍紹介

コスモス(上)
コスモス(下)
百億の星と千億の生命
はるかな記憶―人間に刻まれた進化の歩み〈上〉朝日文庫
はるかな記憶―人間に刻まれた進化の歩み〈下〉朝日文庫
惑星へ〈上〉朝日文庫
惑星へ〈下〉朝日文庫
人はなぜエセ科学に騙されるのか(上)新潮文庫
人はなぜエセ科学に騙されるのか(下)新潮文庫
Broca's Brain: Reflections on the Romance of Science
Carl Sagan: Cosmos
Carl Sagan: Contact
Pale Blue Dot: A Vision of the Human Future in Space

小澤征爾 すごいぞ、快進撃!

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 注文してあった 1/19 に発売の「ニューイヤーコンサート 2002」のCDですが今日届きました。ボーナストラックとしてニューイヤーコンサート史上初めて演奏される2曲、ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(知らないけど…)の「悪魔の踊り」というのと、ヨハン・シュトラウス2世の「エリーゼ・ポルカ」が収録されています。

 このCDやっぱり、すばらしい。わくわくする。

Yahooニュースによると 「小澤征爾指揮のウィーン・フィル、爆発的ヒット」で地元ではポップスを押しのけてヒットチャートのトップだそうで、昨年の売上トップのCDを今月中に抜いてしまうのは間違いないそうだ。

とりあえず、第一報まで…。

*02/01/22追記
すいません。昨年トップのCDではなくて昨年指揮されたアーノンクルーさんの NewYearConcert のCDの9万枚を…ということです。しかし予測によると50万枚以上は売り上げるだろうとのことです。

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さて、先日来調整中の Linux サーバだが 24時間稼動させることによって気になるのは電気代の事もあるが、騒音のこともある。発売元が親和産業という会社

玄人志向 DURONKIT-1GOU その後

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 先日紹介した玄人志向(くろうとしこう)というブランドの製品「Duronしか動かない DURONKIT-1GOU」 だが、この連休中に組み立て RedHat Linux 7.1 をインストールした後 Apache + Tomcat で WWW サーバに仕立てた。今まで使用していた Pentium-133 機とリプレースするわけだ。

玄人志向 DURONKIT-1GOU

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* '02/01/09 追記が一番下にあります。

 玄人志向(くろうとしこう)というブランドの製品を御存知だろうか、行きつけのソフマップ広島店ではよく見かける、怪しいサングラスの男の箱に入った製品である。私もその存在は知っていたものの、今まで購入したことのないブランドだ。

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小澤 & ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート 2002

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
正月といえば年末に撮りためた芸能人かくし芸とかでコタツの中で3日もすると飽きてくるわけですが、観ましたか?あのウイーン国立歌劇場の音楽監督に就任した小澤征爾 さんのニューイヤーコンサート。ウイーン楽友協会大ホールからの中継。感動しました。あんな大舞台ですばらしい演奏(指揮)ができる小澤征爾さんに拍手喝采です。

'02/02/24 「・・・就任した」と書きましたが 2002秋シーズンからの間違いです。失礼しました。

小澤征爾&ムローバ

上の写真は1987年に小澤征爾さんが新日本フィルハーモニー交響楽団と独奏ヴァイオリンにヴィクトリア・ムローヴァさんを迎えてブラームスのバイオリン協奏曲と交響曲第4番を指揮された時のコンサートのプログラムの表紙です。私が聴いた場所は静岡市民文化会館の大ホールでした。

実は小澤征爾さんの指揮するコンサートを生で聴いたのは、この静岡の時のコンサートと1974年にサンフランシスコ交響楽団を率いて広島郵便貯金ホールでコンサートされた時の2回きりです。特に広島での演奏は最高のものでした。クラシックのコンサートには何度か(10数回?)行きましたが、この時ほど震えがくる演奏はなかったです。その時のプログラムはチャイコフスキーの第6番交響曲「悲愴」でした。演奏を始める前に小澤さんはクルリと客席の方を向かれ、ステージに上がってきたマイクに向かって 「今日の演奏を斎藤秀雄先生に捧げます」 というようなことを仰いました。数日前に指揮法の恩師の斎藤秀雄さんが亡くなられた直後だったのです。今でもサイトウキネンオーケストラというのがありますが、その斎藤さんです。

今インターネットで検索したら小澤征爾さんは 1973 年にボストン交響楽団の音楽監督に就任しているんですね。ということは広島にきたのはボストン交響楽団?記憶違いなのかなぁ、サンフランシスコ交響楽団だったような気がするのだが…。それとも年度が違うのかな。カープの初優勝(1975年)よりちょっと前だったような…。記憶あやふや。

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 小澤征爾さんの話題が出たところで、昔話というか、ちょっと自慢モード(?)。小澤征爾さんの弟さんで小澤幹雄さんという方がいらっしゃいます。小澤幹雄さんはラジオのFM東京で過去に 「小澤幹雄のやわらかクラシック」 略して「やわクラ」という番組の司会を担当されていました。私が聞いていたのは昭和63年(1988年)ごろです。クラシック曲の紹介とクラシック曲の超難問名曲クイズのコーナーなどがありました。右の写真のレコードギフト券はその時のクイズで全問正解したときに賞品としていただいたものです。この番組どのくらいの人が聴いていたのかは知りませんがクイズに全問正解する人はほとんどいなかった(?)ように記憶しています。このクイズ、曲の一部を瞬間だけ聞かせて当てさせるものやテープを逆回転させる逆回転クイズ、数曲の共通のキーワードを当てるクイズ、テープスピードを変化させて再生する変化球クイズなどがあり、答えを出すのは大変だった。いつも何問か分からないのがあり、今のようにインターネットもないし、職場の宇田君とレコード屋(CDじゃなくて…)に行ってレコードの解説を読んだりして調べたりしました。今思い出すと楽しかったですが、この番組突然打ち切られたようで、かえすがえすも残念でした。


 新聞によると、この小澤征爾さんのニューイヤーコンサートのCDが今月中に発売されるそうなので是非買おうと思っています。

 

*2002/1/6 追記
「音楽ガイド music」 というホームページで当日のウイーンの新聞でのこのコンサートについての記事が日本語に翻訳されて掲載されているのを発見しましたので紹介します。ここをクリックしてみてください。

ニューイヤーコンサートのCDですが、Amazone で予約してしまいました。 初回プレスに限り ¥1,980 でボーナストラックもあるとか…。

*2002/2/24 追記
DVD化もされたようで、Amazone からお知らせメールがきたのでこれも早速予約しました。3月27日リリースだそうです…。 ちなみに Amazone のことばかり言いますが、たまたまです。ボクは回し者でもなんでもありません。(^^;

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