Antidote for PC Hard Drive Data Copier というソフトを使ってみた

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 最近ずっと暑い日が続きますね。現在の Duron Linux サーバにとっては初めての夏なのでちょっと心配ではある。このサーバで何が一番怖いかというとやはりディスククラッシュでしょう。一応 「Linux サーバ構築 Tips 」 で再インストールの手順をまとめてあるとはいえ、これを最初からやり直すとなると休日を使っての一日仕事になるのは目に見えている。企業なんかのサーバだったら RAID や ミラーリングでデータを保全するのは当然の話だが、個人サーバだと費用もかかるし、そこまでやる必要があるのか? というのが正直なところです。

 そんなわけで数ヶ月前からお手軽なバックアップ方法を考えていたのだが、それがこのバックアップソフトである。
http://www.vintage-solutions.com/Japanese/DriveUtility/Hddc/index.html

anti01.jpg

 別に宣伝するわけではないが気に入ったので紹介する。(何ももらってません!!)

OSに依存せず Windows FATだろうが FAT32だろうが NTFS だろうが Linux ext2 だろうがコピーできてしまう。しかも操作簡単。オンライン版だと 3200 円という安さ。

ハードディスクからハードディスクへと起動情報も含めてコピーするのでバックアップが終わったらそのまま動作するディスクが出来ているという寸法だ。

anti02.jpg

試してみたのは Linux (Red hat 7.1) のコピー現在稼動中の Seagate 20G から 余っている Maxtor 20G へとバックアップを試みた。

ソフトはまず、 Windows から バックアップソフトFDを作成する。このFDができたらそのFDから起動するというものだ。(そこにバックアップツールも入っている)

オンライン版で購入したのだが、そのときにライセンスキーが送付されてくるので、起動直後にその20桁のキーを入力しなければならない。これが、毎回だから結構面倒くさい。

というわけで、画面はどんどん進み右の写真で構成の確認がなされる。あとは開始ボタンを押してほっとけばバックアップ完了しているというわけだ。


で、 Linux ext2の場合バックアップが完了して複写した方のディスクをマスターにして起動してみた。

画面に 「 LI  ] とだけ表示されて起動しなかった。仕方ないので Linux 起動フロッピーで立ち上げると一応起動したため LILO コマンドを実行したら、あとはうまく起動するようになった。あなたが今まさに見ているこのページは、そのバックアップした Linux サーバだ。

起動情報も全部丸ごと含めてコピーされると思っていたので、ちょっと納得がいかない。この件についてはメーカーの方に問い合わせて後日報告することにします。

*'02/07/28 追記
実はあとでマニュアルをちゃんと読んだら付録に 「 Linux と LILO 」という項目があって LILO 修復方法が書いてありました。私がやったように Linux 緊急起動ディスクから起動して /sbin/lilo を実行するというものです。マニュアルはちゃんと読まないとダメですね…。 話は変わりますが、この製品のユーザ登録をしようとしてホームページのフォームから送信したら失敗しました。(後でわかった原因は Norton Internet Security なんですが…) その件に関してメーカーに問い合わせしたら(日曜日の朝 8:30 頃)、回答は何と 9:00 過ぎに返ってきました。んんん。心強い…。

anti03.jpg

バックアップ作業中の図。

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このページは、よしが2002年7月28日 07:20に書いたブログ記事です。

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