冷戦シリーズ「陸奥」を取り付けてみた?

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 '02/07/15 追記 ・・・ 原因判明(一番下へ)

 タイトルに何で 「?」 がついているのか?それは取り付けようとしたが結局ダメだったからである。

 現在寝室に3台のマシンが置いてあり、そのうち1台はあなたが今まさに覗き込んでいるWWWサーバで、24時間稼動である。もう1台はその予備機。そしてもう1台はメインで使用しているWin2000機である(Duron1.2G)。

 特にLinuxサーバは24時間、夜中も稼動している(Duron650)ので静音化にはいろいろ対策した。そのひとつが左のCPUクーラである。おわかりのようにCPUファンが8cmとバカでかい。それを低回転で回しても、ファンが大きいので小径のファンを高回転で回すのと変わらない風量が得られるという発想だ。そのLinuxサーバではこのCPUクーラはずいぶんと調子がよかったため、メインマシンにも取り付けようと買ってきたわけだ(デオデオ広島本店で 2,980円)。

 メーカーの仕様によるとこのCPUファンは 「陸奥」 という名称で20dbの低騒音(回転数2000rpm)、Athlonなら XP1900+ まで Duron なら全スピードOKということになっている。

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さっそく、現在取り付けてある右側のCPUクーラ(親和産業 BigWave 約4500rpm)を取り外し、陸奥を取り付けた。

付属のグリスを塗布し、薄く引き延ばしセットした。クランプはCPUソケットを3点づつ計6箇所ホールドするタイプで、少し圧着力が弱いなと思いつつ取り付けた。(要するに取り付けが簡単ということ) 以前Linuxサーバに同じのを取り付けた時も同様の感触だったから特に気にもしなかった。

 さて、キッチリと取り付けた後にいよいよ緊張の瞬間。電源ケーブルを繋ぎ、力強くメインスイッチオン!!!

 「ピーー。 ピーー。 ピーー。 …. 繰り返し」

あちゃー。起動せんじゃん。やっちゃったかな。コア欠け…。と顔面蒼白状態の中から何とか活路を見出そうとメモリを取り付けなおしたり、MB電源ケーブルを抜き差ししたりした。内心ではCPUクーラ換えただけだから、そんなん関係ないじゃんと思いつつ…。

再度、恐る恐るメインスイッチオンっ!

「 ピー ピー ピー … プチ 」、最後のプチで電源も切れた。平静を装いつつ、CPUクーラを外しDuronのコアを点検。 「別段、変わったとこはないがな…」 そう独り言を言いながら、再びCPUクーラ装着。

みたび、ビクビクしながらメインスイッチオンっ!?

「 ピー … プチ 」 

ありゃりゃりゃりゃー。こりゃ、やってしまったかも知れない。ひとしきり考えたが他に原因は思い当たらない。藁をもつかむ思いで、CPUクーラを外し元のBigWaveを取り付けてみた。

よたび、メインスイッチオンっ!

「ピッ」 いつもの聞きなれた起動音の後にHDDが快調な音を響かせている。Win2000が起動した。どうゆうこと?CPUクーラの取り付けが悪いちゅうことかな?と思い、またまたBigWaveを外し陸奥を取り付けてみた。「ピー ピー ピー … 」 やっぱりダメだ!。この繰り返しを2回ほどやってみた。BigWaveなら何の問題もないが、陸奥だと起動すらしない…。

 ボクの勝手な推測によると、陸奥の場合CPUの密着度が足らずに放熱が不十分でうまく動作しないのだろうか。もしそうだとしたら、これを繰り返して試すとCPUにダメージを与える可能性がある。残念だが、陸奥を取り付けるのは諦めた。折角の低回転代口径ファンなのにもったいない。ファンだけ取り外して、口径変換アダプターみたいのを取り付けてみようかと思う。この前ソフマップに600円ぐらいでそういうのが売られていたから…。

「陸奥」が設計悪いのか、Duron1.2Gに問題あるのかどうかはボクには分からない。ただ、事実として、このCPUファンとボクの環境ではうまく動かなかったということだ。現に、もう1台では同じ型番のCPUクーラとDuron650で動作しているのだから…。

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ついでに吸気側のファンの前面を開け、掃除した。すごいホコリの量だった。

'02/07/15 追記 ・・・原因判明

実は今日になってうまく動かなかった原因が判明した。それは BIOS の設定だった。 M/B A7V Bios ver1.011 にはマシン起動時に CPU ファンの回転をチェックして、異常だったらそのままシャットダウンするという機能がある。「陸奥」のファンの回転数は 2000 rpm と低回転なためそれに引っかかったのだ。これを Disable にすると見事に起動した。

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このページは、よしが2002年7月15日 09:45に書いたブログ記事です。

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