近鉄バッファローズとしての最後の試合が終わってしまった。最後はサヨナラ勝ちという劇的なものであった。往年の広島カープファンの一人として、感無量のものがある。
1979年
伝説の「江夏の21球」だ。相手は当然近鉄バッファローズ。第七戦にまでもつれこんで9回ウラ4-3、1点リードだがノーアウト満塁。まだ大学生だったのだが当日はバイトの予定が入っていて、後ろ髪を引かれる思いでバイト先に出勤した。戸外でのバイトだったのだが生憎というかラッキー(?)なことに雨が降ってきて、バイトは中止になった。おかげで世紀のこの試合を見ることができた。(もちろんテレビでだが)
1点リードで9回ウラ。ノーアウトフルベース。普通はやっぱり、覚悟しますよ。テレビで見てたけれど落ち着かなくて顔が紅潮してくるのがわかった。代打、佐々木選手のサードの頭越しの打球、「あー、やられたー」って本当に思いましたよ。ファウルになりましたけど。サードの三村選手(後の広島監督)が小柄だったのも幸運だったかも知れない。あれだけ体を目いっぱい伸ばしてグラブにボールがもし触れてれば、おそらくフェアだったですからね。はじく確率大!仮にキャッチしたとしても転倒してたでしょう。送球はおそらく無理だったのでは…。そのあとはご存知のように「三振」「スクイズ失敗サードランナータッチアウト」「三振」であった。
この年の日本シリーズ第七戦は今となっては強烈な印象となって、近鉄バッファローズともども忘れることはないだろう。
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