2002年8月アーカイブ

モバイルラック

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 現在、職場は広島市の中心部分である。ソフマップやデオデオ本店ブロードバンド館(名前がお調子者だが)やDOS/Vパラダイスなどは昼休みにちょっと行ける距離にある。

S.M.A.R.T. とは?

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 この歳になって、約1年前から週に2回ほど剣道を子供たちと一緒にやっている。剣道は見た目以上に防具は重く大変に体力を消耗する。特に大人になってから始めた私など、ペース配分も何もわからないまま稽古しているもんだから本当に酸欠で倒れそうになってしまう。
そんなわけで、「最近 スマートになったね」 と子供の剣道の送り迎えに来る父兄から冗談半分で言われることがある。

 さて、関係ない前置きはこれくらいにして本題の S.M.A.R.T. である。前々から S.M.A.R.T. の存在自体は知っていたが積極的に利用しようと思ったことはなかった。しかし、自宅で24時間稼動のメールサーバなどを動かしていると一番怖いのは ディスククラッシュである。バックアップをとるのはもちろんのこと、それが事前にわかれば磐石であろう。

 本当はサーバとして動かしている Linux 側で検知できればいいのだが、とりあえずメインマシンの Windows2000機で試してみることにした。

まずは、どのようなものがあるか調べてみた。
 
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まずは M/B 自体についている BIOS 設定での S.M.A.R.T. Monitoring 機能である。Asus A7V の場合 IDE のディスクで ATA66(Ultra DMA4)までなら BIOS 設定で Enable にしておけばいいらしい。 ただし、ATA100(Ultra DMA5) 接続だとその設定はみあたらない。本当にこれが機能して検知した場合表示はどうなるのだろう。コンピュータ起動時にでもエラーメッセージがでるのかな? いまひとつ、不明である。

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IBMのサイトから入手した IBM Feature Tool。 Windowsプログラムから PC-DOSとツールを組み込んだFDを作成する。そのFDでコンピュータを起動して診断する。その他にもキャッシュの設定や、パワーマネジメントなどの設定も可能である。

smart003.jpg

こんな感じの表示がなされる。しかしいちいちFDで起動するのは面倒くさいな。

smart004.gif

上記のようにドライブの持つ詳細項目が表示される。一見非常によさげである。
http://www.siguardian.com/products/siguardian/index.html から入手した PalicSoft の SIGurdian 1.5 トライアルバージョンである。その他にも 1.5 Lite / 1.4 / 1.4 Lite などが入手可能なようである。 Lite バージョンは表示がもっと簡略化されて必要なもののみとなっている。

使ってみた感じはどうか。まず表示がわかりにくい。グリーンのバーが一線にならんでいて恐らくドライブに問題ないから長く伸びて表示されていると思うのだが意味がわからない。 1/month って何? T.E.C って何? Worst Value って何がどう Worst なんだ? Threshold (閾値) にはどんな根拠が? いかにも技術屋さんが作ったソフトだ。この画面をパッとみて一体何がわかるというのだろう。

それに、 Option ボタンを押せば Access Violation でエラーは頻発するし、出ない場合でも オプション画面がなかなか出現しない。おまけに、まだ新しい IBM のドライブの T.E.C. ドライブ最後の日は 2002 年 8 月 3日なんて表示が出るし、信用できない。(他のソフトではそんな表示は出ない)

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これは SIGurdian1.4 Lite シンプルな表示で 1.5 よりもこちらの方が好みである。しかし IBM のドライブの Model 名や、そもそも IBM を認識しない。認識すれば Disk Manufucturer の画面に IBM のロゴが表示されるはず。

その他にも βバージョンのものもあるのだが、インストールしても 「 Beta Expired! 」(ベータ期限切れ)という間抜けな表示が現れて動作しない。

これをインストールして使用しようかと思ったのだが Drive Tempareture のせいで T.E.C. が来月などと表示されて気分悪いのでやめた。

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IBM SmartDefender
左の画面のように This drive is healthy とだけ表示されてシンプルである。その他にもドライブセルフテスト機能もついている(対応ドライブ)

難点は ATA100 ポートに接続したドライブは認識しない(ボクの場合) 仕方ないので ATA66 ポートに接続し直し使用している。(UDMA5 とUDMA4 ならそんなに違わないっしょ... )

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ということで S.M.A.R.T. 機能って結構いいかげんなんだなというのがボクの感想。ただ単にドライブステータス情報をバラバラ提供しているだけで、T.E.C. (ドライブ最後の日) の判定はアプリ任せってことなんだろう。でないとどのソフト使ったって同じ判定になるはずだからね。

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